2008-08


今日の読書 - 木戸幸一日記

桂小五郎の孫だがこの日記は「ゴルフ日記」に名前を変えた方がよい。
お世話になった人の葬式の翌日にゴルフ。満州事変の翌日にもゴルフ。
スコアが悪いと時局のせいにしてるし、、。

今日の読書

■満州事変機密作戦日誌(抄)
1931.9.19 - 1932.4.29までの参謀本部第二[作戦]課機密作戦日誌を読んだ。
当時の中央部佐官の閉塞感と関東軍に対するわくわく感ならびに省部上層の曖昧さがよくわかる資料。この日誌の前半部は河辺虎四郎中佐と遠藤三郎少佐が筆者と推定されてるそうだ。
参謀本部第一部長建川美次の活躍(?)がこの日誌からも際だっている。十月事件に関する記述皆無。
旧カナ漢字使い句読点なしなので読むのに時間がかかった。

■真犯人 - グリコ森永事件最終報告 森下香枝著
1984.3.18に発生した江崎勝久 江崎グリコ社長誘拐から始まり食品会社を震撼させた「グリコ森永事件」の真犯人が、1997年自殺した「鉄ちゃん」ではないか?というもの。「安部崩壊」の活字が表紙に踊った「週刊朝日」9.28号で著者と黒川博行の対談が掲載されて本書を知る。本屋はすべて売り切れ状態だったが、「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」を借りようと立ち寄ったDVDレンタル屋さんのブックコーナーで1冊発見できたのはラッキーだった。時効が成立しほぼ忘却の彼方となっていたこの事件を当時を思い出しながら読んだ。グリコや森永が事件中に出した新聞広告も今となっては懐かしい。真相はまだ藪の中だ。

フォイエルバッハ論

本棚整理してたら懐かしい本が出てきた。
学生時代ヘルメットかぶってた先輩から貰ったもの。

解説から

多かれ少かれ、旧天皇制下の神秘主義と精神主義の影響下にあるわれわれは、フォイエルバッハの人間性の洗礼をうける必要があるといえよう。そしてそれは、マルクス主義の正しい姿を理解するためにも、大きく役立つであろう。


明日は「ドイツ・イデオロギー」を読もうっとw。

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今日の読書 - 散るぞ悲しき

硫黄島(いおうとう)最高司令官「栗林忠道」中将(戦死後大将)が家族に宛てた
書簡を中心に構成されているノンフィクション。

栗林中将 辞世の句
「国の為重きつとめを果し得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき」

実は硫黄島玉砕を伝えた当時の新聞では、この辞世は当局の手によって書き換えられて発表されている。
「散るぞ悲しき」から「散るぞ口惜し」に。栗林にとっては口惜しかったでであろう。

平成6年2月 戦後50年を目前に硫黄島訪問(慰霊)をした今上天皇の句がある。
「精魂を込めて戦ひし人未だ 地下に眠りて島は悲しき」

クリント・イーストウッドの「硫黄島からの手紙」は12月9日公開される。



今日の読書

「静かなノモンハン」 伊藤桂一著 講談社

図書館で借りて読む。旭川第七師団に所属なされてた三人の記録。
お三方に関する記述も臨場感溢れすごいが、あとがきに記された小野寺さんのエピソードがまた凄まじかった。

「軍は、ノモンハンから還った下士官は、内地に帰すな、という暗黙の指示を隷下部隊に与えていた。」 などなど、、。

今日の読書(とんでも本)

最近ノモンハン関連の本を中心に読んでます。
左側の人間なのですが、出来るだけ右側の本も読むようにはしています。

出たな、こいつって感じの本が以下のもの。
■「坂の上の雲」に隠された歴史の真実―明治と昭和の虚像と実像 福井雄三著 主婦の友社

タイトルに関わる記述はほんのちょっぴり。司馬遼太郎は小説家ではあっても
歴史家ではないので書かれた『小説』は「こうだったらいいのに」という課程での
話が多いのだがそれに噛みついている。次に噛みつくのは半藤一利のノモンハンに関する
記述。噛みついてるこの二人はあんた(福井)と同じ側の人間なんだけどなあ、、。
ユーミンに噛みついて名を上げようとするエセ音楽評論家と手法が同じだよ(笑)。
大学で教鞭をとる身ながら歴史の一時資料を引用しないで、これまたとんでも本の

■ノモンハン事件の真相と戦果-ソ連軍撃破の記録 小田洋太郎・田端元共著 有朋書院
を根拠としてるのが情けない。
(簡単に言うと2冊ともノモンハンは日本の勝利だと主張するものです)

こんなやつらが某国首相のブレーンの一部を下支えしてるのだとしたら、
その方には心から同情申し上げる次第です、はい。

ノモンハン備忘録 Part.1

死んでこそ 浮かぶ瀬もあれ ノモンハン(本田伍長/ねじまき鳥クロニクルより)


■「ねじまき鳥クロニクル/村上春樹/新潮社(1994)」ノモンハン関連参考文献
「ノモンハン美談録」 忠霊顕彰 満州図書株式会社(1942)
「ノモンハン空戦録 ソ連空将の回想」 ア・ベ・ボロジェイキシ 弘文社(1964)
「ノモンハン戦 人間の記録」 御田重宝 徳間書店(1977)
「ノモンハン戦記」 小沢親光 新人物往来社(1974)
「静かなノモンハン」 伊藤桂一 講談社文庫(1986)
「わたしと満州国」 武藤富男 文藝春秋(1988)
「日本軍隊用語集」 寺田近男 立風書房(1992)
「ノモンハン 草原の日ソ戦-1939」 アルヴィン・D・クックス 朝日新聞社(1989)
「満州帝国 I・II・III」 児島襄 文春文庫(1983)

今日の読書

前々からナベツネが広報していた読売新聞版戦争責任追及シリーズが
単行本になっていたので読むことにした。
まずは前編。新聞連載のものの書籍化であるので分かり易くは書いてあるが、、、。
読みどころは後半に収録されているシンポジウム録にあるかもしれない。
(この部分未読なんで、なんとも、、)

まあ言えることはせっかく中央公論社を買い取っても猫に小判ということ。



今日の読書

「憲法九条を世界遺産に」 太田光・中沢新一著(対談編著) 集英社新書

なんか書こうとサッカー見ながら思いを巡らせていたんですが
いきなり犬がピッチに乱入してるのをみて脱力してしまった。
牛だったら神降臨なんだろうけど、、。

「憲法九条」「世界遺産」ともに「美しい国」同様胡散臭い「単語」を
読者はどう解釈するんだろう。
どっちにしろ憲法改正なんか無理なんだから、明治憲法同様に思想家レベルでの
法解釈でこれから乗り切っていくと思われる。
ただ今の時代に思想家がいないのが問題。



今日の読書 - 出口のない海

「人間魚雷回天」を買おうと紀伊国屋に行ったが無かったので
しょうがなく、最近映画のCMもやってる「出口のない海」を買ってきた。
2時間で読破。

わたしは横山秀夫の熱心な読者だが、この人の良さがわからない(笑)。
「半落ち」といいこの本といい、どこがいいのか全くわからない。
(買わなきゃいいんだが、気にはなる作家なので、、)

「男たちの大和」といい「出口のない海」といい、なんかに似てるな、、と思った。
「タイタニックシンドローム」だな、これは。



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